[20歳になったら国民年金]
「ところで娘さん、『国民年金』って知ってる?」( ´ ▽ ` )ノ
「『こくみんねんきん』…聞いたことはあるよ」(*´ο`*)
「娘さんももうすぐ20歳だから、プロのお父さんが説明してあげるよ」(⌒▽⌒)
「わたし、まだ15だよ?」(∵`)
「あと5年なんてすぐだから」(⌒▽⌒)
「えー」(-。-;
「こないだ生まれたと思ったら、もう16歳だから」(^O^)
「えー」(··)
「そういうわけで、もうすぐ20歳になったら毎月保険料を払い始めるんだよ。60歳で保険料を払い終わって、65歳から老後のためのお金を受け取れるんだ。お父さんはもうすぐもらえるね」(^-^)
「お父さん、40だったよね?」(·◇·)
「41歳だよ。誕生日と一緒に覚えておいて。大人になるとね、20年もすぐなんだよ」(´∇`)
「そっかー。まあいいや。で、20歳になったらいくら払うの?」(-ェ-)。o
「16,610円だよ」(^^)
「ええー、高い。わたしの小遣いで払えないよ」(゚O゚)
「娘さん、小遣いはいくらもらってるの?」( ¯·ω·¯ )
「月に5千円」( .. )
「うーん、足りてる?」(._.)
「まあ、お年玉とかあるし。必要なものは買ってもらってるしね」(^-^)
「そうかー。足りなかったら言ってね。お母さんに頼んでみるから」(◜०﹏०◝)
「ありがとう。でも大丈夫」(^o^)o
「いい子だねぇ。ともかく、国民年金保険料は娘さんの小遣いからは払えないよね。でも安心して、家計から出すから」(^▽^)o
「えー、でも、毎月1万6千いくらも、もったいなくない? 貯金した方が良くない?」(∵`)
「おお、さすがだね、娘さん。そうだよ、お金を払う時にはよく考えないとね」(^^♪
「やっぱりもったいないの?」(·_·;
「もったいなくはないよ。だけど、学生納付特例という制度もある」p(^^)q
「うんうん」( ・_・)
「娘さんが20歳の頃には花の女子大生だと思うから、この制度が使えるんだ。学生で所得がなければ、たとえ親に所得があっても、とりあえず保険料を払わなくていいですよ、という制度だよ」(*´ー`)
「えー、いいじゃん。それにしようよ」φ(..)
「ところが、国民年金は払えるなら学生納付特例よりも、払っておいた方が得なんだよ」(^_-)-☆
「本当に?」(^^;)
「本当だよ。例えば、娘さんが100歳まで生きたとするでしょ?」o(^o^)o
「長生きだね」(@_@;)
「いや、本音は120歳くらいまでいけるかなと思ってるよ。ともかく、100歳までだと65歳から何年ある?」(^-^)
「35年」(*´ー`)
「お、計算が早い。さすがだね。じゃあ、その35年、ずっと国民年金をもらうといくらになるか分かるかな?」(*´∀`*)
「分かるわけないじゃん」(ーー゛)
「ああ、ごめん、そうだよね。実のところお父さんも知らない。だから、計算してみるよ。暗算はできないからスマホでね。国民年金は、20歳から60歳まで全部年払うと、780,900円貰えるんだ。これに35年をかけると…27,331,500円だ。ちょっとこの金額を控えといて」(^人^)
「え〜、めんどくさい」(-_-;)
「そっか、そうだよね。じゃあ、お父さんが控えておく。それに対して、保険料を月に16,610円、40年の480ヶ月払ったとすると…7,972,800円だ。さあ、支払う保険料ともらえる年金、どちらが多い?」(*´ω`*)
「断然、もらえる年金が多い?」( ..)ヾ
「でしょう? 更に、口座振替にしたりまとめて払ったりすることで割引もあるし、娘さんの保険料を払うことでお父さんの税金が安くなったりもするんだよ」( ̄ー ̄)b
「ふーん。でもなんで? そんなにお得な制度、怪しくない?」( ̄д ̄)
「さすがは娘さん。いい疑問だね。だけど、この仕組みはそこまで怪しいもんじゃないよ。お得になる理由がちゃんと説明できるからね」p(^^)q
「へー」( ・_・)
「まず第一に、国民年金は国の制度だから、税金が使われてる。もらう年金には払った保険料だけじゃなくて、税金からも半分出ることになってるんだよ」(^_^)V
「へーえ、そうなんだ」(^_^)
「あとは、今のところ平均寿命は100歳まではないからね。さっきの計算は娘さん用で、仕組み全体の説明には使えない。例えば85歳の20年で計算すると、15,618,000円になる。それでも、40年払った保険料の倍近くになるけどね」ヽ(=´▽`=)ノ
「え、長生きした方が多くもらえるの?」\(◎o◎)/
「そう! まさにそう! そこが父さんが娘さんに、今日一番伝えたかったことだよ! 絶対、長生きしてね」(^人^)
「うん。お父さんもね」(^_^)
「うぅ…ありがとう」(;_;)
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