Shopeeには様々なマーケティング・販促機能がありますが、無料のもの、有料のものがあります。
ここでは、あまり面倒でない機能を紹介します。
◯、△、●の評価は現時点の私見です。
労力も含めて感じる費用対効果から評価していますが、効果はショップの規模や品揃えによって変わると思われるので、一つの参考程度です。
- ◯:ぜひお勧め(CCB/FSSはコストがかかるため、ショップの傾向次第)
- △:一応お勧め(割引は気持ち程度でいいかなと)
- ●:使い手を選ぶ
●Discount Promotion(割引設定)
出品価格から割引を行うことで、商品に割引ラベルが付き、価格が赤字で目立つように表示されるようになる。そのため目立ち、お得にも見えるかもしれない。
Shopee Japanの資料では、売ろうとする価格から2割増しで価格を設定して出品し、2割引の設定をすることを推奨している。
ただし、この割引設定をしたままでは価格変更ができない。また、価格変更後7日間は割引設定を行えない。
そのため、割引設定をした出品商品は、市場価格や為替レートに応じた頻繁な価格変更が難しくなる。
△Voucher(割引券)
割引率、割引額、もしくはShopeeポイントのキャッシュバックで提供する割引券。
いずれの割引方法も、ショップ全体の商品、もしくは特定の商品にのみ使えるかを設定することができる。
割引のコストはセラーの負担となり、売上金から差し引かれる。
△Follow Prize(フォロープライズ)
Shopeeではユーザーがショップをフォローする機能がある。
ショップをフォローしたユーザーに対して、Follow Prizeとして特別な割引券の発行ができる。割引のコストはセラーの負担。
通常のVoucherとFollow Prizeは併用不可。そのため、ショップ全体に使える通常のVoucherを発行してるなら、Follow Prizeはより高い割引でないと意味ないじゃん、と思われそう。
●Bundle Deals(バンドルセール)
まとめ買いにより割引を提供する設定。割引のコストはセラーの負担。
対象商品を決めて、割引が適用されるまとめ買いの個数や、割引率もしくは割引額を設定できる。
割引のコストはセラーの負担だが、まとめ買いされた商品は同梱して発送することになるので、送料の節約になる。
Bundle Dealsを設定中の商品は、価格変更が出来ない。
●Shopee Ads
課金して出品商品の露出を増やす。
確実にアクセスは増えるが、課金に見合うだけ売上が増加するかは別問題。
◯Bump(バンプ)
最大5商品の検索順位を4時間上げることができる、無料のマーケティング機能。
無料。
◯Top Picks(トップピックス)
セラーがショップの特定の商品を選択し、ショップの商品を閲覧するユーザーに、それらの商品が同時に表示される。
売れ筋の商品を選択しておくとショップのファンを増やすきっかけになるのでは。
無料。
◯CCB/FSS
CCB:Coin Cashbackプログラムの略称。CCBに加入したショップで購入者がオーダーすると、購入者にコイン(ポイント)が還元される。
FSS:Free Shippingプログラムの略称。一定額以上の購入を条件に、Shopee配布の送料無料チケットが使えるようになる。
CCBとFSSは同時参加も一方のみ参加もできる。
手数料は国ごとに違うが、一例としてフィリピンの同時参加だと6.72%。売上から手数料が差し引かれるので、固定費はかからない。
CCBにはShopee負担で還元率増加のキャンペーンもある。
コストとメリットの計算が難しいが、露出が増えるのは間違いない。キャンペーン時の売上アップも期待できる。
参加、退会はShopee Japanの専用フォームを通じて申し込みをする。即時反映はせず、国ごとに申込期限とと適用開始日が決められている。一例として、フィリピンだと申込期限は毎月10日前後、適用開始日は同月最終週となる。
まとめ
まずはShopee Japanで紹介しているマーケティング・販促機能で、推奨されている使い方をしてみてから、自分のショップに合わせて取捨選択するのがいいと思います。