FP2級 2022年5月の試験に向けた独学状況

FP試験

 この記事を書いているのは、2022年2月19日(土)です。

 2022年5月のFP2級試験まで、あと3ヶ月です。

 これまでの勉強で、まだまだ試験範囲を理解できてはいませんが、過去問で合格圏の点数が取れたので、来週から1ヶ月間程度、他の資格試験の勉強に切り替えます。

 資格試験は、これまでに社会保険労務士FP3級に合格して、FP2級の勉強を進めてきたことで、自分なりの勉強方法が固まってきたので、今回、整理しておきたいと思います。

 なお、FP2級のための勉強時間の目安は150時間~300時間程度らしいので、それぞれの勉強時間も大まかに計算しています。

使用している参考書

 勉強方法は、基本的には使用する参考書で推奨するやり方にしたがいます。

 今回、FP2級のために購入した本は、

「’20-’21年度版 みんなが欲しかった! FPの教科書 2級 AFP」と、

「’20-’21年度版 みんなが欲しかった! FPの問題集 2級 AFP」です。

 Amazonの売れ筋ランキングで1位だったので選びました。

 昨年受検するつもりで勉強を始めたのですが、途中で勉強を事情があって半年ほど中断したため、対象年度が古くなってしまいました。

 それでも、同じ参考書を読み、同じ問題を解くことで記憶の定着をさせたいため、次の新しい年度のものを買い直していません。

 下記のリンク先は、2022年5月まで対応のものです。

参考書で推奨される勉強方法

 さて、「’20-’21年度版 みんなが欲しかった! FPの問題集 2級 AFP」で推奨される勉強方法は、こうです。

  1. まずは教科書を最低でも2回は読む。1回目は全体像の把握のためどんどん読み進め、2回目わからないところを潰しながら丁寧に。
  2. 教科書の各セクション(科目の中の節のこと)の終わりに載っている基本問題(各セクション1~2ページ程度)に取り組み、記憶を定着させる。
  3. 問題集は、教科書を読む1回目から、1チャプター(科目のこと)を読むごとに取り組むのが効果的。
  4. 本試験問題(2020年1月分)を解き、できなかった問題があったら教科書に戻って復習する。 

 このやり方を指針にして、実際にやってみました。

 ただし、まるでわからない問題に取り組むのはストレスなので、問題に取り組むのは教科書を1回読み終えて、2回目を読みながらにしています。

実際にやった勉強方法とそれぞれの勉強時間

[1] 教科書を1週目、通して読む

所要時間:4時間×6チャプター=24時間

 FP3級はまあまあな高得点で受かったはずですが、FP2級の教科書を1周目読む段階では、まるでわからないことだらけでした

  1. 「ライフプランニングと資金計画」唯一の得意科目です。
     社会保険労務士試験に合格しているため、「公的年金」に関してはほぼ心配ありません。
     社労士試験と比べて、ひっかけ問題がなくて素直に回答できます。
  2. 「リスクマネジメント」自分でも生命保険に入っているのに、よくわかりません
     実のところ、教科書と問題集を2周終えた今でも、自分が入っている生命保険を教科書の用語に落とし込んで説明ができません。
  3. 「金融資産運用」:株などの運用経験はあるのですが、PERPBRといった用語を聞きかじった覚えがあるだけで、あまり強みになっていません。
  4. 「タックスプランニング」:苦手意識がありましたが、生命保険料控除ふるさと納税の運用益に関して税申告をやってみて、それを以下のブログ記事にしたところ、割と馴染みのある科目になりました
    給与以外の所得は20万円以下でも住民税申告必要→ふるさと納税のワンストップ特例不可」(内部リンク)
    休職中、年末調整未申告の控除のため還付申告→20万円以下の株の利益も申告必要」(内部リンク)
    休職中の住民税とふるさと納税の注意点」(内部リンク)
  5. 「不動産」:一番苦手です。
    登記時効が必ずしも真実であるわけではない、とかなんなの?
    借家権の金銭的価値のあるなしが、地域によってその慣習があるかないかで変わるって……
    土地を持ったお金持ちたちの伝統が、法律の中でも幅を効かせてる独特なイメージ(私見)。
    でも、「リバースモーゲージ」とかは語感的に好き。
  6. 「相続・事業承継」当然に覚えておかなければならない数字と、そうでもない数字区別が肝な気がする。
    特に「実技」の問題で、具体的な数字以前に、その数字を「覚えておかなければならない」かどうかを知らないと、計算式が組み立てられなくて手も足も出ないことがある。

[2] 教科書を2周目、セクションごとに読んでから、問題集の学科問題を解き、チャプターの終わりに実技問題を解く

所要時間:教科書読みに4時間×6チャプター=24時間
     問題集の回答に1チャプター80分(学科)✕6チャプター+30分(実技)
     =8時間30分
     答え合わせとやり直しに1チャプター240分(学科)✕6チャプター+90分(実技)
     =25時間30分
     解答解説編のポイント読みに1チャプター30分✕6チャプター3時間

     合計 61時間

問題集の学科問題を解き、実技問題を解く手順

  1. 学科問題を解く

     教科書は全部で6つあるチャプター(科目)を、10程度のセクション(節)で分けています。
     教科書で1つのセクションを読み終わると、その記憶が残っているうちに、そのセクション問題集に取り掛かります
     それぞれのセクションに対応した学科の問題数は、セクションにより差がありますが、平均すると4問程度なので、解くのに時間はかかりません。
  2. 学科問題の答え合わせをする

     答え合わせでは、◯✕を付けた後、間違っていた問題から解答の解説文を読みます
     その後、正解していた問題も含めて1問目から解答の解説文を読みます。
     すると、間違っていた問題はこの時点で2回、解説を読むことになります。
  3. セクションごとの「ポイント」を読む

     学科問題の答え合わせが終わったら、その後、解答解説編のセクションごとにある「ポイント」を読みます
  4. 学科問題で間違っていた問題をやり直す

    「ポイント」を読んでから、間違っていた問題をやり直して、答え合わせをします。
     この時点で、間違っていた問題の解説を読むのは、3回目になります。
     やり直しの問題を再度間違えていたら、正解するまでこれを繰り返します。
     すぐにやり直しているので、きちんと理解していなくても正解できますが、解答の解説を繰り返し読むことで、かすかでも記憶に残ります
     FP2級の試験では、このかすかな記憶をいかに積み重ねるかが合格の鍵だと思っています。
  5. チャプターの「ポイント」を通して読む

     学科の問題を1チャプター解き終えたところで、改めてそのチャプターの解答解説編の「ポイント」を通して読みます
  6. チャプターの「実技」問題を解く

     チャプターの「ポイント」を通して読んだら、その記憶がある残っているうちに、チャプターの「実技」問題を解きます
     その後、答え合わせをして、解説を読んで、間違っていた問題は正解するまでやり直すのは「学科」の問題と同じです。

[3] 問題集の2周目を解く

所要時間:[2]の61時間-教科書読みの24時間=37時間

 [2]の工程までで教科書2周と問題集1周が終わったら、今度は教科書の読みをせずに、問題集の2周目に取り掛かります。

[4] 問題集の本試験問題を1回目解く

 [3]の工程で問題集の2周目が終わったら、問題集の総合問題(過去の本試験問題)に取り掛かります。

 私の場合は、気合を入れて本試験通りの時間で一気に解くのではなく、10問ずつ問いては答え合わせをして進めました。

 問題を解く時間と、答え合わせ(解説の読み、やり直し含む)の時間の割合は、2:3ぐらいです。

 集中して勉強する習慣がついていれば、わざわざ細切れにする必要はないと思います。

[5] 問題集の本試験問題を2回目解く

所要時間:4時間

 同じ問題の記憶が残っているうちに、すぐに2回目を解きます。

 違う問題の数をこなすよりも、同じ問題を繰り返し問いて、記憶に定着させるほうが重要だと考えています。

新年度版のテキスト&問題集を買って、上記と同じように2周する予定

 2022年2月19日(土)現在で、[5]の工程まで終わっていて、運が良ければ合格する手応えをつかんだため、1ヶ月ほど他の資格試験のための勉強に移ります。

 ただ、[4]の本試験問題で合格圏の正答率だったのは、社労士試験による試験慣れの底上げもあると思っています。

 学科問題であれば、4つの選択肢の中から確実に1つを選べている問題はほとんどなく、「難しすぎる内容の選択肢は正答に絡まないだろう」という、感覚的な最終判断が、運良く正解している感じです。

 そのため、他の資格試験が終わった後は、油断せずにFP2級の勉強を再開します。

 その際には、下記の新年度版の参考書を買う予定です。

 FP試験の勉強されている方には、YouTubeで「おーちゃん【1級FP技能士】TV」を視聴されている方も多いと思いますが、上記の「テキスト&問題集」は、そのおーちゃん先生こと『小田博隆』先生が執筆されているためです。

 上記番組内で紹介された、為替レートの「TTS」と「TTB」の覚え方で、実際の英語とは違うけど、「TTS」のSを外貨にする「スタート」「TTB」のBを円に戻す「バック」と覚えればいい、というおーちゃん先生の言葉は、記憶に根付いて役立っています。

まとめ

  • テキストの読みと問題集の取り組みを2周すれば、なんとか合格できるかな?
    3周すればより確実で、できれば4周したい、と思っています
  • わからない段階で問題に取り組むのはストレスだけど、細切れにすればやれないこともない
  • [1]~[5]の勉強時間を合計すると、131時間になります
    途中で半年ほどの中断期間もあり、集中できる方はもっと短時間で、教科書と問題集を2周できると思います
  • 2022年5月のFP2級試験の合格発表後、涙を飲んでそっとこの記事を消してても、どうか責めないでください
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